← ホームへ戻る
LESSON 014AIツール入門9 分

AI画像Promptの書き方:主役、場面、構図、光、スタイルを順番に決める

良い画像Promptは呪文ではなく、撮影指示書に近いものです。第014回では主役・場面・構図・光・スタイルの再利用できる型を紹介します。

今日のたとえ撮影者に、誰をどこで、どの構図と光で撮るかを伝える撮影指示書

「カフェにいる美しい女性」とだけ入力したとします。

それでも画像は出ますが、重要な判断のほとんどをAIに任せています。

どんなカフェ?昼か夜か?顔のアップか全身か?カメラを見るのか?窓からの柔らかい光か、ネオンか?写真かイラストか?

良い画像Promptは、魔法の呪文というより撮影や制作のブリーフに近いものです。

まず5つの層で考える

実用的な順番は次の通りです。

  1. 主役(Subject) — 誰、または何を見せたいか
  2. 場面(Scene) — どこで、いつ起きているか
  3. 構図(Composition) — どの距離、角度で切り取るか
  4. 光(Lighting) — 光源と雰囲気
  5. スタイル/媒体 — 写真、水彩、3D、広告ビジュアルなど

たとえば、

夕方の静かな東京のカフェで一人で本を読む女性。目線より少し低い位置からのミディアムショット。背後の窓には雨。暖かい店内灯。自然なエディトリアル写真。

のようにすると、AIが勝手に決める範囲を減らせます。

感情だけでなく、画面に見えるものを書く

「寂しい」は抽象的です。

「隅のテーブルに一人だけ座り、周囲の椅子は空いていて、雨の窓を見ている」と書けば、寂しさを作る視覚的な手がかりになります。

「高級感」も同じで、素材、余白、照明、家具など、画面に現れる要素へ分解すると伝わりやすくなります。

少しのカメラ用語で構図が変わる

専門家になる必要はありません。次のような語だけでも役立ちます。

これらは「何をどのくらい大きく見せるか」の指示です。

長いPromptほど良いわけではない

「ミニマルなのに物が多い」「柔らかい均一光なのに強いスポットライト」のように、条件同士が衝突すると結果は不安定になります。

重要度の高い情報を先に明確にしましょう。

文字以外のコントロールも使う

ツールによっては、Negative Prompt、参考画像、アスペクト比、スタイル参照、マスク編集などがあります。

これらは自然言語Promptより安定する場合があります。Promptだけですべてを制御しようとしないことも大切です。

失敗した部分だけを直す

人物は合っているのに構図が違うなら、構図だけを直します。

構図は良いのに雰囲気が弱いなら、光や色を変えます。

毎回Promptを全部書き換えると、何が効いたのか分かりません。

人物そのものが生成ごとに変わる問題は、Promptの長さではなく一貫性の問題です。次の第015回で扱います。

再利用できる型

[主役] + [場面] + [構図/カメラ] + [光] + [スタイル] + [重要な制約]

全部を毎回書く必要はありません。何が未指定なのかを見つけるための型です。

今日の一文

良い画像Promptは、長さではなく、画面に必要な判断を明確に伝えられているかで決まります。

参考資料

たとえは直感をつかむ入口です。正式な定義や技術詳細は原典をご確認ください。

  1. OpenAI — GPT Image 2 ↗
  2. Google — Gemini API Image Generation ↗
← 前の章013AIはどうやって画像を生成する?ノイズだらけの画面を少しずつ絵に整えるイメージ
次の章 →015AI画像で同じ人物を保つには?名前ではなく「同一人物の根拠」を固定する
COMMUNITY

コメント

質問、感想、補足したいことがあれば、ここに残せます。

0 / 1200