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LESSON 017AIツール入門9 分

AI動画Promptの書き方:人物の動き、カメラ、場面、時間を分けて書く

動画Promptは美しい場面を説明するだけでは足りません。第017回では被写体の動き、カメラ移動、環境、光、時間をショット単位で整理します。

今日のたとえ「映画っぽく」ではなく、一つのショットを撮影スタッフへ具体的に指示すること

静止画Promptは「一枚の画面がどう見えるか」を説明できます。

動画では、それに加えて最初のフレームの後に何が変わるかを書く必要があります。

「未来都市を歩く女性を映画風に」とだけ書くと、人物がカメラへ近づくのか、横切るのか、カメラが追うのか固定なのかをモデルが推測します。

Video Promptは、短いショット指示として考えると分かりやすくなります。

一つのPromptに映画一本を入れない

「家を出て、タクシーに乗り、ホテルへ着き、ロビーに入り、友人に会う」を一回で生成するより、場面を複数ショットに分けた方が安定します。

一度に維持する人物、場所、動作、時間の変化が減るからです。

5つに分ける

  1. 被写体 — 誰、何が映るか
  2. 被写体の動き — 何をするか
  3. カメラの動き — カメラはどう動くか
  4. 場面と光 — どこで、どんな雰囲気か
  5. 時間感覚 — 速い、ゆっくり、間を置くなど

たとえば、

黒いロングコートの女性が、濡れたネオン街をゆっくりカメラへ歩く。風で髪とコートが少し揺れる。カメラは歩く速度に合わせて滑らかに後退する。路面の反射は安定。夜、青とマゼンタの実景光、控えめな映画的動き。

のように、人物とカメラを別々に書きます。

動きは動詞で書く

「優雅」は雰囲気です。

「ゆっくり顔を横へ向け、一度止まり、後ろを見る」は動きです。

のように変化を具体化します。

5秒に動作を詰め込みすぎない

短いクリップに多くの大きな動作を入れると、途中が飛んだり、複数動作が混ざったりします。

一つの主要動作と一つのカメラ移動から始める方が制御しやすい場合があります。

人物とカメラを分離する

「人物は右へ歩き、カメラは左へ移動する」は明確です。

「ダイナミックに動く」では、どこが動くのか分かりません。

失敗を直すときも、人物の動きが正しいなら人物Promptは触らず、カメラ指示だけを修正できます。

第014回の構図・光、第015回の人物一貫性、第016回の時間的一貫性も、そのままVideo Promptに関係します。

今日の一文

良いVideo Promptは、一つのショットとして、何が動き、カメラがどう動き、どこで、どの時間感覚で進むかを明確にします。

第018回からはメディア生成を離れ、アプリがAIモデルと接続するためのAPIへ進みます。

参考資料

たとえは直感をつかむ入口です。正式な定義や技術詳細は原典をご確認ください。

  1. Google — Video generation with Veo in the Gemini API ↗
  2. OpenAI — Video generation API ↗
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