Lesson 017では、動画Promptには時間情報が必要だと説明しました。
実際に生成すると、次の問題が出てきます。
画はきれいなのに、カメラの意図が分からない。
cinematic や dramatic を追加する前に、ショット内の役割を分けて書きます。
基本構造を分ける
Shot / Composition
+ Subject Motion
+ Camera Motion
+ Environment / Lighting
+ Duration
例えば:
列車の窓辺に座る女性のMedium Shot。
本からゆっくり目を上げ、窓の外を見る。
カメラは静かにPush-in。Panや回転はしない。
夕方の暖かい光、6秒。
Shot Sizeで最初の距離を決める
初心者が覚えておくと便利なのは:
- Wide Shot:環境を広く見せる
- Medium Shot:人物と動作を両方見せる
- Close-up:顔や細部を強調する
- Extreme Close-up:目や商品表面など小さな部分を強調する
全景から顔の特写まで必要なら、一つの6秒Clipに全部入れるより別Shotに分けるほうが制御しやすいことがあります。
人物の動きとカメラの動きを分ける
Subject: ドアへ歩く
Camera: 三脚で固定
と、
Subject: 動かない
Camera: 人物へゆっくりDolly-in
では意味が違います。
誰が動くのかを明示すると、モデルの解釈が整理されます。
最低限のCamera Vocabulary
- Pan:固定位置から左右に振る
- Tilt:上下に振る
- Dolly / Push-in:カメラ自体が前後する
- Tracking:被写体に沿って移動する
- Orbit:被写体の周囲を回る
- Handheld:手持ち風の揺れ
- Static / Locked-off:固定
複雑な運動ほど良いわけではありません。
一つのClipに全部詰め込まない
「入室→座る→カップを持つ→飲む→立つ→窓へ移動、カメラは回りながらZoom-out」のようなPromptは数秒では過密です。
Storyboardとして分けます。
Shot 1:入室
Shot 2:座ってカップを持つ
Shot 3:飲むClose-up
Shot 4:窓へ歩く
Keyframeで重要状態を固定する
Lesson 037のFirst / Last Frameは**Keyframe(重要フレーム)**の一例です。
始まりと終わりの構図が重要なら、文字だけで希望するより視覚的なAnchorを与えるほうが明確です。
Durationは動きの速さに関係する
同じ「立ち上がる」でも3秒と10秒ではTempoが変わります。Durationを指定できる場合は、動作の時間も意識しましょう。
ひとことで
AI動画PromptはStyle形容詞の一覧ではなく、一つのShotの撮影指示として考えます。構図、被写体の動き、カメラの動き、時間を先に決めると制御しやすくなります。
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